Episode-004:自家採種は本当に禁止される方向か?[みつひかりの特徴]
🌾 自家採種は本当に「禁止」に向かっているのか?
結論から言うと――
全面的に禁止される方向ではありません。
ただし、“登録品種”については制限が強まっています。
🔎 何が変わったのか?
ポイントは2020年改正の
**種苗法**です。
改正の核心
- 登録品種の自家採種は**原則「許諾制」**へ
- 海外への持ち出し規制強化
- 育成者権(知的財産)保護の強化
🧬 重要な整理
| 種類 | 自家採種 |
|---|---|
| 登録品種 | 許諾が必要(事実上制限) |
| 登録期限切れ品種 | 自由 |
| 在来種・固定種 | 自由 |
たとえば、
コシヒカリ の多くは登録期限切れで自由。
❓ なぜ改正されたのか?
政府側のロジック:
- 高級果樹(例:シャインマスカット)の海外流出対策
- 育種家の権利保護
- 品種開発のインセンティブ維持
⚖️ 現実の運用は?
実際のコメ農家で
大規模に摘発・禁止が進んでいる状況ではありません。
ただし:
- 民間ブランド米は契約上禁止が多い
- ロイヤルティ徴収モデルは拡大傾向
👉 法律というより“契約化”が進んでいる
🎯 今後どうなる?
全面禁止シナリオは現実的ではありません。
なぜなら:
- 在来種を止める法的根拠が弱い
- 農家反発が強い
- 食料安全保障上もリスク
しかし、
「市場に流通する主流品種」が
契約型にシフトする可能性は高い。
つまり
法律で禁止
ではなく
市場構造で実質制限
この形が本質です。
🏁 結論
✔ 自家採種が全面禁止になる可能性は低い
✔ 登録品種は実質的に制限強化
✔ 本当の変化は“契約農業化”
もし深掘るなら:
- 10年後、日本の米は何%が契約品種になるか?
- 外資が日本の種子を支配する可能性は?
- 在来種は復活するのか?
どこまで踏み込みますか?
