Episode-005:なぜ他に勧めないといけないここがあるのに選択別夫婦別姓を勧めるのか?[夫婦別姓制度]
その疑問は、
「もっと優先順位の高い問題があるのではないか?」
という感覚ですよね。
たとえば少子化、物価高、社会保障、外交安全保障など。
なぜ“名字”なのか、という違和感は理解できます。
整理すると、いくつか理由があります。
① 政策コストが低いから
選択的夫婦別姓は
- 予算がほぼ不要
- 法改正中心
- 経済的副作用が小さい
つまり「比較的実行しやすい改革」です。
少子化や社会保障改革は
数兆円規模・増税問題・利害衝突が絡む。
政治的難易度が全く違います。
② イデオロギー象徴テーマだから
このテーマは
- 個人の自由
- 家族観
- 伝統
- 国家観
が絡むため、支持層を結集しやすい。
特に
- 立憲民主党 などは人権テーマとして扱い
- 自由民主党 内では保守層との関係で敏感
象徴的争点として使われやすいのです。
③ メディア的に扱いやすい
・賛否が明確
・ストーリー性がある
・当事者の体験談が報じやすい
外交や財政より、視聴者に伝えやすいテーマです。
④ “後回しにされ続けた問題”という側面
30年近く議論されながら進んでいないため、
「いつまで議論するのか」という積み残し感もあります。
⑤ 政治的リスクが比較的小さい
増税や社会保障改革は選挙リスクが大きい。
一方で、選択制は
- 強制ではない
- 現状維持も可能
という設計のため、理論上はリスクが限定的と考える人もいます。
本質的な構造
大きな構造問題(少子化・財政)
⬇
解決が難しい
⬇
比較的動かしやすい象徴テーマが前面に出る
という政治力学はどの国でも起こります。
ただ、ここで本当に考えるべきは:
- 優先順位は誰が決めるのか?
- 政策は同時並行で進められないのか?
- 象徴テーマは“本丸”を隠すためか?
もしよければ、
・政治戦略として分析しますか?
・世論誘導の可能性を見ますか?
・本当に国益に影響するのか検証しますか?
どの視点で深掘りしますか?
