Episode-005:消費税ゼロにしたら経済は本当に成長するのか?[日本を良くしようとする人]
2026年2月26日
結論から言うと、
**「短期的には押し上げ効果が出る可能性はあるが、持続的な成長が保証されるわけではない」**です。
■ ① 短期効果(1〜2年)
✔ 可処分所得が増える
消費税10%がゼロになると、
理論上は価格が約9%下がる計算(110→100)。
家計の実質購買力は上がります。
→ 消費刺激効果は一定程度見込める。
特に低・中所得層は消費性向が高いため、
景気押し上げ効果は出やすい。
■ ② しかし「爆発的成長」は起きにくい理由
1️⃣ 一時的な効果にとどまりやすい
人は将来不安が強いと、
増えた分を貯蓄に回す傾向。
日本は高齢化社会でこの傾向が強い。
2️⃣ 財源問題
消費税は約20兆円規模。
ゼロにすると:
- 国債増発
- 他税目増税
- 社会保障削減
のいずれかが必要。
もし国債だけで穴埋めすると、
金利上昇や円安が進む可能性。
3️⃣ インフレ環境との関係
現在は物価上昇局面。
減税はインフレ圧力を強める可能性もある。
■ ③ 海外事例
欧州では一時的なVAT減税はありますが、
恒久的ゼロにした国はほぼありません。
高福祉国家ほど消費税率は高い傾向。
■ ④ 政治的立場
- れいわ新選組
→ 恒久ゼロ主張 - 国民民主党
→ 時限的減税 - 自由民主党
→ 基本維持
■ ⑤ 本質
経済成長を決めるのは
- 人口動態
- 生産性
- 投資
- 技術革新
- 労働参加率
税率だけで長期成長は決まりません。
■ 現実的な見方
消費税ゼロで
✔ 短期的な景気刺激は起こりうる
✖ 構造的成長エンジンにはならない
むしろ、
減税で浮いた財源をどこに回すか
(子育て・教育・研究投資など)の方が
長期成長には重要です。
さらに踏み込みますか?
- 日本は国債でどこまで耐えられるのか?
- 円安と金利上昇はどこまで許容可能か?
- 本当に一番効く成長政策は何か?
どこまでリアルにいきますか?
