Episode-006:どんな家庭・企業がVPPに向いているか(選別条件)[カブアンドVPP事業]
いい締めテーマです。
ここは**「思想」じゃなくて完全に現実条件**で切り分けます。
結論から👇
VPPに向いているかどうかは“意識”ではなく
「生活・設備・リスク許容」の3点でほぼ決まる。
① 家庭編:VPPに向いている家庭/向いていない家庭
✅ 向いている家庭(ほぼ鉄板)
1. 太陽光+蓄電池がすでにある
- FIT終了済み or 近い
- 余剰電力の行き先に困っている
👉 **VPPは“第二の出口”**になる。
2. EVを持っている/次はEV予定
- 夜間充電が多い
- 通勤距離が比較的安定
👉 EV=巨大な動く蓄電池
VPP適性が異常に高い。
3. 電気代に「強い関心はない」が「停電は困る」
ここ、重要です。
- 数百円の損得に一喜一憂しない
- でも災害・停電は本気で嫌
👉 安心訴求が刺さる層。
4. デジタルに抵抗がない
- スマート家電
- アプリ管理
- 自動化
👉 「勝手にやってくれる」ことを歓迎。
❌ 向いていない家庭(高確率で脱落)
1. 現金リターンを強く期待する
- 月いくら儲かる?
- 何年で元が取れる?
👉 この質問をする時点で不向き。
2. 設備劣化に過敏
- バッテリー寿命が気になる
- EVの劣化を絶対許せない
👉 VPPは心理的コストが高すぎる。
3. 制御されるのが嫌い
- 「自分の電気は自分のもの」
- 規約を細かく読むタイプ
👉 途中で必ず不満が出る。
② 企業編:VPPに向いている/向いていない企業
✅ 向いている企業
1. 非常用発電機・大型蓄電池を持っている
- 病院
- 商業施設
- データセンター
- 工場
👉 遊休設備を収益化できる。
2. 電力が“コスト”ではなく“リスク”な業種
- 停電=事業停止
- 信頼低下
👉 BCPと収益を同時に満たせる。
3. 本業と電力運用が切り離せる
- 稼働時間が固定
- 調整余地がある
👉 制御を受け入れやすい。
4. 法務・契約対応ができる
- 契約が長い
- 条件が複雑
👉 中堅以上が有利。
❌ 向いていない企業
1. 電力=製品品質に直結
- 精密加工
- 食品製造
- 化学プラント
👉 1秒のズレが致命傷。
2. 中小で人手が足りない
- 管理コストが重い
- トラブル対応ができない
👉 「おまかせ」でも限界あり。
3. 短期回収しか許されない
- 投資回収2〜3年必須
👉 VPPは中長期前提。
③ 一瞬で見抜く「選別フレーズ」
これ、現場で使われてます。
家庭向け
「電気代が安くなります」
→ 三崎系向き
「停電に強くなります」
→ VPP向き
企業向け
「コスト削減です」
→ 三崎系
「使ってない設備が金になります」
→ VPP
④ まとめ(超凝縮)
VPPに向いているのは👇
「電力を“消費”ではなく
“余力”として扱える主体」
逆に向いていないのは👇
「電力を“完全に自分で支配したい”主体」
最後に重要な一言
VPPは万人向けに広げると必ず失敗します。
- 適性のある層だけを
- 静かに囲い込む
これができる事業者だけが
日本でVPPを“残せる”。
次に行くなら核心中の核心👇
- VPP参加者が「抜けられなくなる瞬間」
- カブアンドはこの選別をしているか
- VPPは将来“義務化”されるか
どれ、行きます?
