Episode-006:もしホルムズ海峡が封鎖された場合の世界エネルギー地図[石油備蓄の概要]
もし ホルムズ海峡 が封鎖された場合、世界のエネルギー輸送は大きく変わります。
この海峡は世界の石油輸送の約20%前後が通る、最大級のエネルギーのボトルネックです。
世界エネルギー地図(ホルムズ海峡封鎖シナリオ)
欧州
▲
│ 代替供給
┌─────────────┐
│ ロシア・北海 │
└─────────────┘
中東油田
(サウジ・UAE・クウェート)
│
│ ✖封鎖
▼
ホルムズ海峡
│
│ 通れない
▼
インド洋
│
▼
マラッカ海峡
│
▼
東アジア
日本・中国・韓国
封鎖されると
アジア経済圏が最も大きな影響を受けます。
影響を受ける主要国
東アジア(最大ダメージ)
- 日本
- 中国
- 大韓民国
理由
中東依存が高い。
例
日本
→ 原油の約9割が中東
欧州(中程度)
- 北海油田
- ノルウェー
欧州は
- 北海油田
- アフリカ
- 米国
からの供給があるため比較的耐性があります。
アメリカ(影響小)
- アメリカ合衆国
理由
- シェール革命
- 国内生産
むしろ
価格高騰で利益を得る可能性もあります。
世界の石油輸送の構造
ホルムズ海峡から出る石油は主に
| 行き先 | 割合 |
|---|---|
| アジア | 約70% |
| 欧州 | 約20% |
| その他 | 約10% |
つまり
アジア向けが圧倒的
です。
封鎖された場合の代替ルート
中東産油国は完全には止まりません。
一部はパイプラインで回避できます。
例
- 東西パイプライン
- アブダビ原油パイプライン
しかし
輸送量の2〜3割程度しか代替できない
と言われています。
世界エネルギー危機のイメージ
ホルムズ封鎖
↓
世界の石油供給 -20%
↓
原油価格急騰
↓
輸送費上昇
↓
世界インフレ
↓
景気後退
過去の危機では
原油価格が2〜3倍になる可能性が指摘されています。
💡 地政学でよく言われる重要な事実
世界には
「3つの超危険海峡」があります。
1️⃣ ホルムズ海峡
2️⃣ マラッカ海峡
3️⃣ バブ・エル・マンデブ海峡
この3つが止まると
世界のエネルギー物流の半分近くが影響します。
希望があれば、次に
「実は日本が世界で最も危険なエネルギー国家と言われる理由」
(地図を見ると一目で分かります)
も解説できます。かなり意外な話です。
