Episode-006:中国依存と安全保障[メガソーラー構想]
では、**「中国依存と安全保障」**を
再エネ(特に太陽光)× 国家・社会インフラの視点で、核心だけを整理します。
1. 何に依存しているのか(事実関係)
太陽光のサプライチェーン
太陽光発電は「発電所」ではなく、
グローバル工業製品の集合体です。
その中核を中国が握っています。
| 工程 | 中国シェア(概念的) |
|---|---|
| ポリシリコン精製 | 非常に高い |
| インゴット・ウェハ | 圧倒的 |
| セル製造 | 圧倒的 |
| モジュール組立 | 圧倒的 |
👉
「再エネの心臓部」を一国に依存
2. なぜ安全保障の問題になるのか
① 電力は「戦略インフラ」
- 電力=
- 生活
- 医療
- 通信
- 交通
- 防災
- 軍事
➡️
エネルギーは武器になり得る
② 依存は「選択権」を失うこと
仮に――
- 国際関係が悪化
- 輸出規制
- 価格操作
- 部品供給停止
が起きた場合、
- 修理できない
- 交換できない
- 増設できない
👉
止められないインフラを、他国に握られる
3. 中国側の国家戦略との関係
太陽光は単なる民間産業ではありません。
- 国家補助金
- 国策企業
- 産業覇権戦略
- 技術標準の支配
➡️
「グリーン」を装った地政学
中国にとっては:
再エネ=
① 脱炭素
② 産業支配
③ 外貨獲得
④ 他国インフラへの影響力
4. 日本の脆弱性
日本の特徴
- エネルギー自給率が低い
- 製造基盤を縮小
- 価格優先政策
- 安保と産業政策が分断
結果:
「安いから」という理由で
戦略判断を放棄
5. 見落とされがちなリスク
① メンテナンス依存
- ソフトウェア
- パワコン
- 交換部品
➡️
導入後に縛られる
② 情報・サイバーリスク
- 発電制御
- 遠隔監視
- データ取得
(理論上)
➡️
電力×データ=新しい安全保障領域
③ 廃棄問題も依存
- リサイクル技術
- 処理設備
- 有害物管理
➡️
始まりも終わりも他国任せ
6. 「脱炭素」と「脱依存」は別物
ここが最大の誤解です。
- 脱炭素 ✅
- でも
- 脱中国依存 ❌
👉
エネルギー植民地主義の再来
7. 安全保障上、必要な視点(本来)
国家レベル
- 重要部材の国内生産
- 同盟国分散
- 技術標準の主導
- 外資規制・土地規制
地域・自治体レベル
- 事業者の国籍・実態確認
- メンテ責任の明確化
- 撤退時の原状回復保証
- 重要施設周辺の立地制限
8. 本質的な問い
環境を守るために
国家の主権を差し出していいのか?
これは極論ではありません。
- エネルギー
- 食料
- 水
- 情報
すべて同じ構造です。
9. 結論(短く)
- 太陽光自体は悪ではない
- しかし
- 一国依存の再エネは、安全保障上「脆弱」
再エネが善になるかどうかは、
「誰の技術で、誰の支配下で、誰のために使われるか」
で決まります。
この先は、
- 🇯🇵 日本はどうすべきか(現実的代案)
- 🌏 欧米はどう対処しているか
- ⚖️ 規制は表現の自由・市場原理と両立するか
- 🔮 エネルギーと主権の未来像
どこを掘り下げますか?
