Episode-006:認知症になりにくい人の血液パターン(日本人データ)[認知症と血圧の関係]
2026年3月6日確認
日本の疫学研究や医療データでは、認知症になりにくい人には共通する血液パターンが見えてきています。特に
アルツハイマー病
と関係が強いのは「血糖・脂質・炎症」です。
以下は、日本人研究や長期コホート研究でよく指摘される特徴です。
認知症になりにくい人の血液パターン(日本人研究)
① HbA1cが低めで安定
血糖の平均を示す HbA1c は最重要指標の一つです。
研究では
- HbA1cが高い
- 糖尿病予備群
でも認知症リスクが上がることが報告されています。
HbA1cが5.7〜6.4%の境界域でも、正常群より アルツハイマー発症が約1.3倍になるという結果があります。 (糖尿病リソースガイド)
理想目安
- 5.0〜5.4%
② HDL(善玉コレステロール)が高い
日本の研究でも
HDLが高い人ほど脳循環が良い
可能性が示されています。
善玉コレステロールは脳血流や脳代謝の改善と関連する可能性があります。 (国立がん研究センター)
目安
- 男性:60以上
- 女性:70以上
③ 中性脂肪が低い
日本人のメタボ型血液では
- 中性脂肪高い
- HDL低い
という組み合わせが多いですが、これは
- 動脈硬化
- 脳血流低下
と関係します。
理想目安
- 中性脂肪 100以下
④ TG/HDL比が低い
医療研究でよく使われるのが
TG(中性脂肪)÷ HDL
この値が
- 2以下 → 代謝良好
- 3以上 → インスリン抵抗性
と考えられます。
インスリン抵抗性は
- 糖尿病
- 認知症
両方と関係しています。
⑤ 慢性炎症が少ない
認知症研究では
- CRP
- 炎症マーカー
が高い人ほど
- 神経炎症
- 神経細胞ダメージ
が増える可能性があります。
日本人で認知症になりにくい典型パターン
まとめると
理想的な血液状態
| 指標 | 目安 |
|---|---|
| HbA1c | 5.0〜5.4 |
| 中性脂肪 | 100以下 |
| HDL | 60以上 |
| TG/HDL | 2以下 |
| 炎症 | 低い |
このパターンは
- 動脈硬化が少ない
- 血糖が安定
- 脳血流が良い
という状態です。
💡 興味深い点
日本の疫学研究では、この血液パターンは
1970年代の日本人の平均値にかなり近いと言われています。
つまり
- 魚中心
- 精製糖少ない
- 加工食品少ない
という食生活と一致します。
もしよければですが、
実は認知症研究でよく言われる
「認知症になる人の血液パターン(日本人に多いタイプ)」
があります。
これはかなり特徴的で、日本人の中高年の多くが当てはまると言われています。
