Episode-007:もしホルムズ海峡が封鎖された場合の世界エネルギー地図[石油備蓄の概要]
もし ホルムズ海峡 が封鎖された場合の世界エネルギー地図
ホルムズ海峡は、**世界の海上石油輸送の約20%**が通る最大級のボトルネックです。ここが封鎖されると、世界のエネルギー地図は次のように変化します。
世界エネルギーフロー(封鎖シナリオ)
中東油田
(サウジ・UAE・クウェート)
│
│ ✖ 通行不能
▼
ホルムズ海峡
│
│
▼
インド洋
│
▼
マラッカ海峡
│
▼
東アジア
(日本・中国・韓国)
封鎖されると
アジア向けエネルギー供給が最も大きく影響を受けます。
影響が大きい地域
東アジア(最大ダメージ)
- 日本
- 中国
- 大韓民国
理由
- 中東依存が高い
- タンカー輸送に依存
例
日本
→ 原油の約9割が中東。
欧州(中程度の影響)
欧州は中東依存だけでなく
- 北海油田
- ノルウェー
などから供給があります。
そのため影響は限定的。
北米(影響が小さい)
- アメリカ合衆国
理由
- シェールオイル
- 国内生産
むしろ原油価格上昇で
輸出利益が増える可能性もあります。
世界エネルギーの代替ルート
中東の一部原油は、海峡を通らず輸送できます。
例
- 東西パイプライン
- アブダビ原油パイプライン
ただし
輸送能力は全体の2〜3割程度
とされています。
世界経済への連鎖
ホルムズ封鎖
↓
世界石油供給 -20%
↓
原油価格急騰
↓
輸送費・電力コスト上昇
↓
世界インフレ
↓
景気後退
💡 地政学の重要ポイント
世界のエネルギー物流には
「3つの超重要海峡」があります。
1️⃣ ホルムズ海峡
2️⃣ マラッカ海峡
3️⃣ バブ・エル・マンデブ海峡
この3つが止まると
世界のエネルギー輸送の大部分が影響を受けます。
もしよければ、
「世界で一番エネルギー航路リスクが高い国ランキング」
(日本・韓国・中国などの比較地図)も作れます。
地図で見るとかなり意外な結果になります。
