Episode-007:実は世界金融の中心はロンドンである[ブラックロックの概要]
「世界金融の中心は実はロンドン」という見方は、金融史や国際金融の研究でもよく語られます。
現在はニューヨークも巨大ですが、長い歴史と仕組みという点ではロンドンの影響は非常に大きいです。
その中心が
City of London
です。
シティ・オブ・ロンドンとは
**City of London**は普通の都市ではありません。
ロンドン中心にある
1平方マイルほどの金融都市
です。
ここには
- 世界の銀行
- 投資会社
- 保険会社
- 商品市場
などが集中しています。
世界ではよく
「The City(ザ・シティ)」
と呼ばれます。
なぜロンドンが金融中心になったのか
① 大英帝国の金融ネットワーク
19世紀、
**British Empire**は世界最大の帝国でした。
その貿易を支えた金融が
ロンドンです。
世界の貿易決済は当時
ポンド
で行われていました。
② 世界最古級の中央銀行
ロンドンには
Bank of England
があります。
設立
1694年
これは
近代中央銀行のモデル
になりました。
③ 世界最大級の外国為替市場
現在でも
ロンドンは
世界最大の為替市場
です。
FX取引のシェアは
- ロンドン
- ニューヨーク
- シンガポール
- 香港
の順ですが
ロンドンが最大です。
④ ユーロダラー市場
1950年代以降
ロンドンで発達したのが
Eurodollar Market
です。
これは
アメリカ国外で取引されるドル
です。
つまり
ドルの金融市場が
ロンドンで巨大化した
ということです。
ロンドン金融の特徴
ロンドン金融は
非常に自由度が高いです。
特徴
- 規制が比較的柔軟
- 国際銀行が集中
- 外貨取引が中心
そのため
世界資金が集まりやすい
市場です。
ニューヨークとの違い
ニューヨーク
→ 株式市場中心
代表
- New York Stock Exchange
ロンドン
→ 国際金融・為替中心
代表
- London Stock Exchange
金融の三大都市
現在の金融中心は大きく
3つの都市
です。
1
New York
2
London
3
Hong Kong
この3つが
世界金融の三極
と言われます。
面白い歴史
実は金融史ではよく
「ロンドンは帝国を失ったが金融を失わなかった」
と言われます。
第二次世界大戦後
- 帝国は解体
- しかし金融ネットワークは残った
結果
今でもロンドンは
世界金融の重要なハブです。
もし興味があればですが、
ロンドン金融を語るときに必ず出てくる かなり特殊な話があります。
それは
「City of Londonはイギリスの中の“別の国”のような存在」
という話です。
これは陰謀論ではなく、
実際の制度がかなり独特で面白いテーマです。
