Episode-007:認知症になる人の血液パターン(日本人に多いタイプ)[認知症と血圧の関係]
2026年3月6日確認
日本の疫学研究や健診データを分析すると、認知症(特に
アルツハイマー病
や
脳血管性認知症)
になりやすい人には、共通する血液パターンが見られることが多いとされています。
日本人に比較的多い典型的なパターンを整理します。
日本人に多い「認知症リスク型の血液パターン」
① HbA1cがやや高い(糖尿病予備群)
特徴
- HbA1c:5.7〜6.4
- 空腹時血糖:100〜125
これはいわゆる
糖尿病予備群
この状態でも
- 脳のインスリン抵抗性
- 神経炎症
- アミロイド蓄積
が起こりやすいと言われます。
研究では
糖尿病になると
認知症リスクは約1.5〜2倍。
② 中性脂肪が高め
日本の健診でよくある数値
- 中性脂肪 150〜250
この状態は
- 脳血管の炎症
- 動脈硬化
と関係します。
結果
脳血流が徐々に低下します。
③ HDL(善玉コレステロール)が低い
多くの日本人男性で見られるパターン
- HDL 35〜50
HDLは
- 血管修復
- 抗炎症作用
に関係するため、低いと
脳血管ダメージが進みやすいと考えられています。
④ TG / HDL 比が高い
医療研究では重要な指標です。
計算
中性脂肪 ÷ HDL
例
中性脂肪 180
HDL 40
→ TG/HDL = 4.5
目安
- 2以下:良好
- 3以上:インスリン抵抗性疑い
インスリン抵抗性は
- 糖尿病
- 心疾患
- 認知症
すべてと関連します。
⑤ 慢性炎症がある
血液検査では
- CRP
- 白血球
などがやや高い人。
慢性炎症は
- 神経細胞のダメージ
- 脳の老化
を促進すると考えられています。
日本人に多い「典型パターン」
健診でよくある組み合わせ
| 指標 | よくある値 |
|---|---|
| HbA1c | 5.8 |
| 中性脂肪 | 180 |
| HDL | 40 |
| TG/HDL | 4以上 |
この状態は
- メタボ予備群
- インスリン抵抗性
と呼ばれます。
研究者が言う最大の問題
多くの人が
- まだ糖尿病ではない
- まだ病気ではない
という段階で
20年〜30年続く
ことです。
その間に
- 脳血管ダメージ
- 神経炎症
が蓄積していくと考えられています。
💡 興味深い事実
日本の認知症研究では
この血液パターンは
1970年代の日本人ではかなり少なかった
と言われています。
食生活の変化
(糖質・植物油・加工食品増加)
と関連が指摘されています。
もしよければですが、
医療研究でかなり注目されている
「認知症を遠ざける食事パターン(日本型)」
があります。
実は世界的に評価が高く、かなり面白いデータがあります。

