Episode-008:止められた瞬間の初動マニュアル(日本版)[レアアースの概要]
止められた瞬間の初動マニュアル(日本版)
結論:72時間で“配分・遮断・代替”を決め切れるかが生死を分ける。
スコア:97/100
⏱️ T0〜72時間:国家の初動(迷うと負ける)
【T0〜24時間】事実確認と“言い換え”
目的:市場パニックを起こさない
- 原因の公式表現を統一
→「環境検査」「許可遅延」「物流調整」 - 対象元素・用途を即時特定(最優先:Dy・Tb)
- 省庁横断タスクフォース設置(経産・防衛・国交・財務)
❌「中国が止めた」
⭕「一部元素の供給遅延を確認」
【T24〜48時間】配分の“強制切替”
目的:止める所を先に止める
- 用途別優先順位を発令
- 防衛・安全保障
- 半導体前工程・送電
- 医療・インフラ
- EV・家電(民需)
- 国家備蓄の限定放出(用途指定・転売禁止)
- 価格統制の臨時枠(投機遮断)
ここで民需を切れない国は必ず詰む。
【T48〜72時間】代替・迂回の実装
目的:供給線を“細くても繋ぐ”
- 非中国ルートの即時スポット契約(豪・加・ASEAN)
- 低性能代替の暫定承認(効率低下を許容)
- リサイクル原料の緊急回収・精製ライン直結
🧭 1週間〜1か月:産業の延命
1週間以内
- 磁石・工程の規格緩和(Dy削減設計へ即切替)
- 在庫の企業間再配分(守る産業を固定)
- 物流・通関の最優先レーン設定
1か月以内
- 生産調整の法的裏付け(要請→命令へ)
- 中国側への静かな対話窓口(全面対立回避)
- 市場への定例ブリーフ(噂潰し)
🧪 3か月〜1年:反撃準備(ここからが本番)
- Dy・Tbの国家精製ライン着工(小規模・用途限定)
- 海外精製拠点の実質国有化/長期オフテイク
- 都市鉱山を精製の一工程として恒常化
- 民需は非レアアース設計へ強制誘導
🚨 絶対にやってはいけない5つ
- 「様子見」
- 民需を守ろうとする
- 黒字化を条件にする
- 新技術一本足で待つ
- 対中強硬発言(交渉カードを自ら燃やす)
🔑 判断基準(現場用チェック)
- Dy/Tb在庫は何日?(90日切ったら非常事態)
- 防衛・半導体のカバー率100%か?
- 価格は統制できているか?
- 代替の性能低下を飲み込めているか?
一言でまとめると
止められた瞬間、
“止める産業を自分で選べる国”だけが生き残る。
日本が勝つ条件はただ一つ。
72時間で「切る」「配る」「繋ぐ」を決断すること。
次に進むなら最終章です:
- 「中国がDy・Tbを絞る“兆候”チェックリスト」
- 「備蓄は何年分あれば“勝ち”なのか」
- 「EVと防衛、どちらを切るのが合理的か(数字で)」
- 「この初動が政治的に潰されるパターン」
どこまで行きますか。

