Episode-009:これら海外機関投資家の保有が 日本市場の売買や株価に与える影響(海外資金動向分析)」についても解説して[ドコモ株外資状況]

※本日:2026-02-18


📊 NTT株における海外機関投資家の影響構造

対象例:

  • BlackRock, Inc.
  • The Vanguard Group, Inc.
  • State Street Corporation
  • Government Pension Fund Global
  • 日本電信電話株式会社

① まず前提:NTTの株式構造

NTTは

  • 発行株式数が非常に多い
  • 政府保有比率が高い(約3分の1)
  • 流動株比率は比較的限定的

という特徴があります。

そのため、海外資金の売買フローは価格形成に対して相対的に効きやすい局面があるのが特徴です。


② 海外機関投資家のタイプ別影響

1️⃣ パッシブ運用(指数連動型)

BlackRock・Vanguard・State Streetの多くは:

  • MSCI指数
  • FTSE指数
  • TOPIX連動

などのインデックス型ETF・ファンド経由保有

特徴

  • 企業分析で売買していない
  • 指数採用比率変更で売買発生
  • 資金流入・流出に連動

市場への影響

✔ 海外ETFへの資金流入 → NTT自動買い
✔ 海外ETFから資金流出 → NTT自動売り

個社要因ではなく「グローバル資金フロー」に連動

つまり、NTT株価は

世界のリスクオン/リスクオフの波を受けやすい


2️⃣ アクティブ運用(年金・主権ファンド)

例:Government Pension Fund Global

特徴:

  • 長期保有型
  • 企業統治(ESG)重視
  • 大規模だが売買頻度は低い

市場への影響

  • 短期ボラティリティへの影響は小さい
  • しかし大量売却時はインパクト大
  • 議決権行使でガバナンスに影響

③ 実際に株価へ与える影響パターン

📌 パターンA:海外資金流入局面

例:

  • 米国金利低下
  • 円安進行
  • グローバル株高

→ 日本株ETFに資金流入
→ NTTにも自動資金流入
→ 株価底堅く推移

特に大型・指数構成銘柄は恩恵を受けやすい


📌 パターンB:リスクオフ局面

例:

  • 米金利急騰
  • 地政学リスク
  • 米国株急落

→ グローバルETF解約
→ 日本株一斉売り
→ NTTもファンダと無関係に売られる

これが

「指数主導の売り」


📌 パターンC:円高局面

海外投資家はドル建てリターンで評価するため:

円高進行
→ 為替損リスク上昇
→ 日本株の魅力低下

→ 売却圧力

NTTは内需銘柄ですが、株価は為替の影響を受けることがあるのはこのためです。


④ NTT特有の影響要素

NTTは:

  • ディフェンシブ銘柄
  • 高配当
  • 政府保有あり

このため:

✔ グローバル不安時でも比較的下げにくい
✔ ただし指数売りには巻き込まれる
✔ 自社株買いがあると海外売りを吸収しやすい


⑤ 実務的な見方(投資家が見るポイント)

海外資金動向を見る際の重要指標:

  • 東証発表「投資部門別売買動向(海外投資家)」
  • MSCIリバランス日程
  • 米国ETF資金流入額
  • 円ドル相場

これらがNTTの短期需給に直結します。


⑥ まとめ

項目影響度
海外ETF資金フロー★★★★☆
為替(円ドル)★★★☆☆
海外年金の長期保有★★☆☆☆
ガバナンス影響★★☆☆☆
個社業績中長期では最重要

結論

海外機関投資家は

  • 経営支配力を持つ存在ではない
  • しかし「需給面」で株価に大きな影響を与える

特にNTTのような

巨大時価総額 × インデックス組入れ銘柄

では、

海外資金の流入出が株価の短期方向性を左右する重要要因

になります。


もしご希望なら:

  • 過去の海外売買動向とNTT株価の相関分析
  • 海外保有比率が上昇すると株価はどうなるかの統計的傾向
  • ブラックロック等の議決権行使がNTT経営に与える実質的影響

も具体的に解説できます。

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