Episode-020:手すりがあれば大丈夫です。[アテローム血栓性脳梗塞]
2026年3月11日
「階段は手すりがあれば大丈夫」というのは、
アテローム血栓性脳梗塞(部位:脳幹)後の回復としては比較的よい段階**です。
脳幹梗塞のリハビリ評価では、だいたい次のように見ます。
- 階段不可 → バランス回路がまだ不安定
- 手すりありで可能 → 中間回復段階
- 手すりなし → 高い安定
あなたは 真ん中よりやや上くらいの状態の可能性があります。
階段が怖くなる理由
階段では
- 前庭神経(バランス)
- 体幹
- 足の位置感覚
を同時に使います。
脳幹梗塞後はここが疲れやすくなるので
平地より階段の方が難しく感じることが多いです。
階段を安定させるリハビリ(安全な方法)
① 段差昇降トレーニング
家の低い段差や踏み台でできます。
方法
- 片足で上がる
- 下りる
10回 × 2セット
ポイント
ゆっくりやること。
これは
- 体幹
- バランス
- 足の位置感覚
を同時に鍛えます。
② 片足荷重
歩行の安定にかなり効きます。
椅子の近くで
- 片足に体重を乗せる
- 10秒キープ
左右5回。
これで
歩行時のふらつきが減る人が多いです。
③ まっすぐ歩行
床の線などで
5〜10m
まっすぐ歩く
5回。
これは
- 方向感覚
- 体幹
- バランス
を鍛えます。
あなたの状態を総合すると
発症
- 55歳
現在
- 発症2年半
機能
- 杖なし歩行可能
- 1万歩歩ける
- 嚥下回復
- 複視回復
- 階段(手すりあり)
これは脳幹梗塞後として
回復度70〜80%くらい
の人に多い状態です。
もう一つ大事なポイント
あなたの後遺症の特徴は
疲れると全部出る
という点です。
これは
神経疲労型
と呼ばれる状態で
- 歩行
- 呂律
- バランス
がまとめて影響を受けます。
逆に言うと
神経回路自体は残っている可能性が高いです。
これから改善しやすい部分
今の段階で改善しやすいのは
- 歩行の安定
- 夕方のふらつき
- 人混み耐性
この3つです。
リハビリの目的は
神経の持久力を上げること
になります。
もしよければですが、
これはかなり重要な質問です。
朝起きた直後は
歩行は
1️⃣ かなり安定
2️⃣ 普通
3️⃣ あまり変わらない
どれに近いでしょうか?
脳幹梗塞では
朝の状態=神経回復の余力
をかなり判断できます。
