Episode-003:日本が本気で採掘すると世界のEV価格が変わる可能性[コバルトリッチクラスト]

「日本が本気で海底資源を採掘するとEV価格が変わる可能性」があると言われる理由は、EVのコスト構造の中で金属価格が非常に大きな割合を占めているからです。


1. EVの価格は「電池」で決まる

電気自動車のコストの大きな部分はバッテリーです。

例として
**テスラ**などのEVでは

EV価格の内訳(目安)

項目割合
バッテリー30〜40%
モーター・電子機器20%
車体20%
その他20%

つまり

バッテリー価格が下がるとEV全体が安くなる

構造です。


2. バッテリーは「金属の塊」

EV電池には多くのレアメタルが必要です。

主な材料

  • リチウム
  • ニッケル
  • コバルト
  • マンガン

コバルトなどは

  • EV
  • スマートフォン
  • 軍事機器

でも使われるため価格が変動しやすい資源です。


3. コバルト供給は偏っている

現在コバルトの採掘は

約70%が

コンゴ民主共和国

に集中しています。

精錬の多くは

中国

が担っています。

つまり

資源リスク

地政学リスク

があります。


4. 日本の海底にはEV金属がある

日本のEEZの海底には

  • コバルトリッチクラスト
  • レアアース泥

などが存在します。

特に

南鳥島

周辺の資源が注目されています。

ここには

  • コバルト
  • ニッケル
  • レアアース

などが含まれています。


5. 採掘が成功すると何が起きるか

もし日本が海底採掘を商業化すると

世界の供給は

現在
中国中心

将来
日本+他国

という構造になります。

供給が増えると

価格は下がる傾向

になります。

これは鉄や石油でも同じです。


6. 金属価格がEV価格に与える影響

例えばコバルト価格は

2022年には

3倍近く上昇

しました。

その結果

EVバッテリー価格も上昇しました。

逆に

供給が増えれば

  • バッテリー価格低下
  • EV価格低下

につながります。


7. EV普及スピードにも影響

もしバッテリー価格が

20〜30%下がる

EV価格は大きく下がります。

これは

  • EV普及加速
  • ガソリン車の縮小
  • エネルギー構造変化

につながる可能性があります。


まとめ

日本が海底資源を採掘すると

起こる可能性

  1. EV金属の供給増加
  2. レアメタル価格安定
  3. バッテリー価格低下
  4. EV価格低下

つまり

世界のEV市場のコスト構造に影響

する可能性があります。


この話にはもう一つ、かなり興味深い点があります。

実は専門家の間では

「日本は海底資源量だけなら世界トップクラス」

と言われることがあります。

なぜ

資源大国の可能性があるのに採掘が進まないのか

ここには
技術・環境・政治の3つの大きな壁があります。

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