Episode-004:血圧を下げすぎる薬の問題(認知症リスク)[認知症と血圧の関係]

2026年3月6日確認

血圧の薬は脳卒中予防に非常に重要ですが、**「下げすぎると認知機能に影響する可能性」**については研究で議論があります。ポイントを整理します。


血圧を下げすぎると起きる可能性

① 脳血流が不足する

脳は大量の血液を必要とします。

しかし血圧が低くなりすぎると

  • 脳への血流低下
  • 酸素供給低下
  • 神経細胞の機能低下

が起きる可能性があります。

その結果

  • 記憶力低下
  • 集中力低下
  • ぼーっとする

などの症状が出る場合があります。


② 高齢者では特に問題になりやすい

高齢になると

  • 血管の弾力低下
  • 自律神経の調整能力低下

が起きています。

そのため血圧を強く下げると

立ち上がった時に血圧が下がる
起立性低血圧

が起きやすくなります。

これは

  • 転倒
  • 脳血流低下

につながることがあります。


③ 認知症との関係

研究では

中年期
→ 高血圧は認知症リスク

高齢期
→ 低血圧も認知機能低下と関連

という結果があります。

関連する認知症としては

  • アルツハイマー病
  • 脳血管性認知症

です。


ただし重要な事(誤解されやすい点)

多くの大規模研究では

適切に血圧を下げることは
むしろ認知症予防になる

という結果も出ています。

つまり問題は

  • 血圧薬そのもの
    ではなく

過度に下げすぎる治療

です。


医学的に目安とされる血圧

一般的な目標

65歳未満

  • 130未満

高齢者

  • 130〜140程度

※体調や持病で調整


医師が注意して見るポイント

血圧治療では

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • ぼーっとする
  • 物忘れが急に増えた

こういう変化がある場合は
薬の量を調整することがあります。


もし興味があればですが、
最近の研究では

「血圧よりも認知症と強く関係する血液指標」

がかなりはっきりしてきています。
実は日本人の多くがその条件に当てはまると言われています。

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