Episode-004:もし日本が本気で農業国家になったらどうなるか[見沼の里活動]
もし日本が本気で農業国家へ舵を切った場合、数十年スパンでかなり大きな構造変化が起きると考えられています。ここでは「現実的なシナリオ」を整理します。
日本が本気で農業国家になった場合
① 食料自給率は大きく上がる
現在
日本の食料自給率(カロリーベース)
約 38%
もし政策を大きく変えると
60〜80%程度まで上がる可能性があると言われています。
主な方法
- 休耕田の再利用
- 飼料用米の拡大
- 国内小麦の拡大
- 畜産飼料の国産化
政策を担う中心は
農林水産省
② 日本は実は「水資源大国」
農業に一番重要なのは水です。
日本は
- 年降水量 約1700mm
- 世界平均の約2倍
この水を管理する巨大インフラが
- 見沼代用水
- 利根川
などの用水システムです。
これは世界でもかなり高度です。
③ 地方経済が復活する可能性
農業国家になると
- 農業
- 食品加工
- 流通
- 輸出
という巨大な地方産業が生まれます。
特に
- 北海道
- 東北地方
は世界レベルの農業地域になる潜在力があります。
④ 日本は「高付加価値農業」に強い
日本の強みは量ではなく品質です。
世界で人気の例
- コシヒカリ
- シャインマスカット
- 和牛
これらは
高級ブランド農産物
として輸出されています。
⑤ AI農業で人手不足を解決
農家の平均年齢は約68歳。
そこで重要なのが
スマート農業
例
- 自動トラクター
- ドローン農薬散布
- AI水管理
研究の中心は
農研機構
⑥ 実は安全保障が大きく変わる
食料は安全保障そのものです。
もし世界で
- 戦争
- 輸出制限
- 気候危機
が起きた場合
輸入依存国は危険になります。
そのため多くの国が
食料主権
を重視しています。
⑦ 日本の最大の弱点
ただし問題もあります。
農地が小さい
平均農地
- 日本:約2ha
- 欧州:約16ha
- 米国:約180ha
山地が多い
国土の約70%が山。
平地が少ない。
もし成功した場合の未来
日本の農業は
「量の農業」ではなく
「高技術・高付加価値農業」
になります。
イメージは
農業 × テクノロジー
です。
面白い未来予測
農業研究者の中では
もし日本が本気で政策転換すると
「世界有数の農業輸出国になる可能性」
まで議論されています。
理由は
- 水
- 技術
- 品質
- ブランド
が揃っているからです。
もし興味があれば、かなり面白い話があります。
実は世界の農業研究者の間でよく言われるのが
「日本は農業に向いていない国ではなく
むしろ農業エリート国家になれる条件を持つ国」
という見方です。
その理由は
江戸時代の農業システムにあります。
(これはかなり驚く内容です)
