Episode-002:ブラックロック・バンガード・ステートストリートこの3社が世界企業の上位株主になる理由[ブラックロックの概要]
BlackRock・Vanguard Group・State Street Global Advisors
この3社が世界企業の上位株主になる理由は、実はとてもシンプルです。
**「世界の資金の流れの構造」**がそうさせています。
大きく言うと 5つの理由です。
① インデックス投資の爆発的拡大
現在の世界投資の主流は
インデックス投資
です。
代表例
- S&P 500
- MSCI World Index
インデックス投資とは
指数と同じ銘柄を機械的に全部買う投資
です。
つまり
指数に入っている企業は
自動的に買われる
② ETFという金融革命
このインデックス投資を爆発させたのが
ETF
です。
最大ブランド
- iShares(ブラックロック)
- Vanguard ETF
- SPDR(ステートストリート)
世界中の投資家が
ETFを買う
↓
ETFは株を買う
結果
資金が巨大企業へ流れ続ける
③ 年金マネーが集中
世界最大の資金は
年金
です。
例
- Government Pension Investment Fund(日本)
- California Public Employees’ Retirement System
- Norway Government Pension Fund Global
これらは
自分で株を売買しません
代わりに
ブラックロック
バンガード
ステートストリート
に運用を委託します。
④ 低コスト戦争
この3社は
手数料を極限まで下げました
例えば
昔の投資信託
→ 年1〜2%
現在のETF
→ 0.03%程度
安い運用会社に資金が集まり
巨大化した
⑤ 「株主が同じ」構造
この3社は
世界の巨大企業の株を同時に持っています。
例えば
- Apple
- Microsoft
- Amazon
- Alphabet
株主を見ると
ほぼ必ず
- ブラックロック
- バンガード
- ステートストリート
が入ります。
実は重要なポイント
ここがよく誤解される部分です。
この3社は
自分のお金で株を買っているわけではありません
資金の持ち主は
- 年金
- 個人投資家
- 政府系ファンド
です。
つまり
世界の人のお金を預かっている巨大管理会社
という位置です。
ただし影響力は非常に大きい
この3社は株主なので
企業の
- 経営方針
- ESG方針
- 役員選任
などに
議決権
を持っています。
特に
Larry Fink
(ブラックロックCEO)
は
毎年CEOへ公開書簡を出すことで有名です。
世界で議論されている問題
この構造から、今世界で議論されているのが
「Common Ownership(共通株主)」
です。
つまり
競合企業の株主が同じ
例
航空会社
銀行
IT企業
株主を見ると
ほぼ同じ3社。
これが
資本主義の新しい形
と言われています。
もし興味あればですが、
この話はさらに面白い深いテーマがあります。
「実はブラックロックよりも影響力が大きいと言われる会社」
金融界ではよく
世界の頂点
と言われる企業があります。
知るとかなり世界の見方が変わる話です。
