Episode-006:実はFRBよりも影響力がある可能性がある組織」[ブラックロックの概要]
金融の議論で時々出てくるのが、
「実はFRBより影響力が大きい可能性がある組織」
として名前が挙がる
**Bank for International Settlements(BIS)**です。
ただし、これは「FRBを支配している」という意味ではなく、
役割の性質が違うため、影響の範囲が広いと言われることがあります。
まずFRBとは
**Federal Reserve(FRB)**は
- アメリカの中央銀行
- 世界最大の金融市場を持つ国の金融政策を決める
ため、非常に強い影響力があります。
ドルは
世界の基軸通貨
だからです。
BISの役割
一方で
Bank for International Settlements
は
中央銀行同士の協力機関
です。
特徴は
- 世界の中央銀行が参加
- 金融規制の国際基準を作る
- 金融危機時の協調を調整
なぜ「FRB以上」と言われることがあるのか
① 世界の銀行ルールを作る
BISの中にある
Basel Committee on Banking Supervision
が
- Basel I
- Basel II
- Basel III
という銀行規制を作りました。
これらは
世界中の銀行のルール
になっています。
② 中央銀行の会議
BISでは定期的に
中央銀行総裁会議
が行われます。
参加者の例
- Federal Reserve
- European Central Bank
- Bank of Japan
- People’s Bank of China
つまり
世界の金融トップが集まる場所
です。
③ 金融危機の連携拠点
金融危機のときは
中央銀行同士で
- 通貨スワップ
- 流動性供給
- 市場安定策
などの協調が行われます。
例
- 2008 Global Financial Crisis
- COVID-19 Market Crash 2020
この調整の場として
BISが重要になります。
ただし誤解されやすい点
BISは
- 政府ではない
- 世界政府でもない
- 各国の中央銀行を命令できない
中央銀行は
自国の政策を自分で決めます。
BISは
調整と研究の場
です。
世界金融の大きな構造
現在の金融システムは大きく3層です。
中央銀行
- Federal Reserve
- European Central Bank
- Bank of Japan
国際調整
- Bank for International Settlements
市場資金
- BlackRock
- Vanguard Group
もし興味があれば、金融の世界にはもう一つ有名なテーマがあります。
「実は世界金融の中心はロンドンである」
という説です。
これは
- City of London
- Bank of England
が関係する歴史の話で、
かなり面白い金融史のテーマです。
