Episode-008:まっすぐ歩いているのに横に流れる感じ[アテローム血栓性脳梗塞]

2026年3月11日

「まっすぐ歩いているつもりなのに横に流れる」という感覚は、
アテローム血栓性脳梗塞(部位:脳幹)の後遺症でよく見られる

前庭系(バランス神経)の左右差

の典型的な症状です。

筋力の問題ではなく
体の「真っ直ぐ」の基準が少しズレている状態です。

これはリハビリで改善する可能性があるタイプです。


🧠 このタイプに効果が出やすいリハビリ

① 頭振り歩行(前庭リハビリ)

これは海外でもよく使われる方法です。

方法(1日5分)

  1. 3〜4m先を見る
  2. 歩きながら
  3. 頭を小さく左右に振る

歩く
→頭振る
→歩く

を繰り返します。

これで

  • 景色の安定
  • 左寄り歩行

が改善する人が多いです。


② 片側基準歩行

無意識の左寄りを修正します。

方法

左側に

  • 白線
  • 廊下のライン

などを置き

左肩をそれに合わせて歩く

3〜5分。

これは脳に

「ここが真っ直ぐ」

という基準を再学習させます。


③ 左重心トレーニング

脳幹梗塞では
左右の体重配分がズレることがあります。

方法

立って

左へ体重移動
3秒キープ

10回。


④ 視覚負荷トレーニング

人混みが苦手な場合

視覚情報過多

でバランスが乱れます。

自宅で

テレビを見る

その状態で

首を左右にゆっくり動かす

30秒。

これも前庭リハビリです。


⚠️ 夕方悪化の理由

書かれている

  • 呂律低下
  • 杖が必要
  • 歩行悪化

これは

神経疲労

の典型です。

脳幹梗塞では珍しくありません。

対策

  • 歩行を分割
  • 休憩を増やす

🧠 今の状態は実は良い

あなたの状態で良い点

  • 杖なし歩行可能
  • 10000歩歩ける
  • 目を閉じて立てる
  • 複視回復

これは脳幹梗塞としては
かなり機能が残っている状態です。

残っている問題は

微妙なバランス神経のズレ

です。


🧠 実はかなり効果がある訓練

脳幹梗塞の人で
歩行改善が大きいことがあるのが

後ろ歩き訓練

です。

理由

  • 前庭神経を強く刺激
  • 脳の空間認知を再学習

方法

安全な場所で

10〜20歩
ゆっくり後ろ歩き

1日2〜3回。


もしよければもう1つだけ教えてください。
これが分かるとリハビリの精度がかなり上がります。

歩くとき

曲がる方向は

1️⃣ 左に曲がりやすい
2️⃣ 右に曲がりやすい
3️⃣ どちらでもない

脳幹梗塞では
曲がりやすい方向=弱い前庭側
であることが多いです。

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