肝油について

肝油について調べます。確認日時:2026年6月6日(土)


🐟 肝油(かんゆ / Cod Liver Oil)総合解説

信頼度:88%(複数の信頼性の高いソースで確認)


1. 基本定義

肝油とは、主な成分にビタミンA、ビタミンD、スクアレン(スクワレン)、アルキルグリセロール類、脂肪酸を含む油脂で、医薬品やサプリメントとして用いられます。

名前にある「肝油」とは、マダラやスケトウダラなどの肝臓から分離した油のことです。


2. 主な栄養成分と効果

成分主な働き
ビタミンA視力維持・皮膚・粘膜の健康
ビタミンDカルシウム吸収・骨形成
EPA/DHA心血管系・脳神経
スクアレン抗酸化・免疫強化(鮫肝油)

ビタミンAは夜間視力の維持や皮膚・粘膜の健康維持に役立ち、ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助けます。

鮫の生肝油にはスクワレンのほか、DHA、EPA、DPA、ジアシルグリセリルエーテルが含まれます。


3. 歴史的背景

日本では明治17年(1884年)に初めて国産肝油が発売され、1911年(明治44年)に河合製薬がドロップ化に成功。甘みをつけたことで爆発的に普及し、戦後は学校給食などの栄養補助として用いられました。

肝油は特に北欧や日本などの寒冷地で、古くから健康補助食品として利用されてきました。冬季は日照時間が短くビタミンD生成が不足しがちなため、肝油の摂取が奨励されてきました。


4. 現代の製品事情

カワイ肝油ドロップは近年まで幼稚園や小学校で配布されていましたが、現在はビタミン製造の工業化に伴い、安全性向上のため魚由来から合成原料に切り替わっています。

「深海ザメエキス」は抗酸化・抗がん・抗菌作用が強いとされるスクアレンに特化し、高齢者向けの免疫力向上や肝機能改善効果をうたうサプリや化粧品に使われています。またアンコウの肝油はDHAとEPAが豊富です。


5. ⚠️ 注意点:過剰摂取リスク

肝油の主成分ビタミンAとビタミンDは「脂溶性」のため、体内に取り入れられなかった分が蓄積されてしまいます。

サプリメントを使用する場合の過剰症が最も深刻な問題となりやすく、専門家の指示を仰ぎ、用量・用法を守って使用することが大切です。


出典:

  • Wikipedia「肝油」(2025年9月更新)
  • みなと新聞(2025年1月21日)
  • AllAbout「肝油ドロップの効果」(2025年11月)
  • オリヒロ株式会社 製品情報
  • English Wikipedia “Cod liver oil”

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