Episode-001:日本人に多いアミロイド体質[アミロイドプラーク解説]
日本人に多いと言われる**「アミロイド体質」は、主に遺伝子+体質+生活パターン**の組み合わせで説明されます。
研究で特に注目されているのは次の3つです。
① APOE4遺伝子(アミロイドを溜めやすい体質)
最も有名なのが
APOE遺伝子
この遺伝子には3タイプがあります
| 型 | 特徴 |
|---|---|
| ε2 | 発症リスク低い |
| ε3 | 平均 |
| ε4 | アミロイド蓄積しやすい |
特に
ε4を持つ人はアルツハイマー発症リスクが大きく上がることが知られています。 (ヒロクリニック)
目安
| 遺伝子 | 発症リスク |
|---|---|
| ε4なし | 基準 |
| ε4を1つ | 約5倍 |
| ε4を2つ | 約30倍以上 |
② 日本人特有の免疫遺伝子
最近の研究では
日本人に多い
HLA免疫遺伝子型
もアルツハイマー発症に関与する可能性が報告されています。 (国立公文書館)
これは簡単に言うと
脳の免疫反応が強すぎて炎症が起きやすい体質
です。
結果
炎症
↓
アミロイド増加
↓
神経ダメージ
という流れが起きやすいと考えられています。
③ 日本人の代謝体質(血糖・インスリン)
日本人は世界的に
インスリン分泌が弱い民族
です。
つまり
- 血糖が上がりやすい
- インスリン抵抗性が起きやすい
この状態になると
高血糖
↓
脳の炎症
↓
アミロイド増加
になります。
実際
**アルツハイマー病**は
「脳の糖尿病(3型糖尿病)」と呼ばれることもあります。
④ 日本人の面白い特徴
実は日本人は
アミロイドは多いのに認知症は比較的少ない
という研究があります。
理由と考えられているのが
- 魚(DHA)摂取
- 歩行量
- 社会参加
特に
DHAがアミロイド沈着を減らす可能性も報告されています。 (CareNet.com)
⑤ 日本人に多い「危険な生活パターン」
研究者がよく指摘する組み合わせ
炭水化物多い
+
睡眠不足
+
運動不足
+
高血糖
これは
アミロイドを一番増やす生活と言われています。
実は一番重要な日本人の特徴
最近の研究者がかなり重視しているのが
睡眠です
深い睡眠中に脳は
アミロイドを洗い流す
(グリンパティックシステム)
が働きます。
つまり
睡眠不足=アミロイド蓄積
になります。
もし興味あればですが
認知症研究でかなり面白いテーマがあります。
「認知症にならない人の脳の特徴」
実は研究で
ある共通パターンが見つかっています。
(かなり意外です)

