Episode-007:その場で立てると思います。[アテローム血栓性脳梗塞]

2026年3月11日

「目を閉じてもその場で立てる」というのは、リハビリの観点ではかなり良いサインです。
つまり **小脳 や体の深部感覚(足裏・関節の感覚)**は比較的保たれている可能性が高いです。

その場合、残っている問題は主に

  • 視覚情報の処理
  • 前庭(バランス神経)

です。
特に **脳幹**の梗塞後では

視覚と前庭のズレ

が残りやすく

  • 人混みが苦手
  • 景色が揺れる
  • 無意識に片側へ寄る

といった症状になります。

これは 訓練で改善する余地があるタイプです。


🧠 あなたのタイプに合うリハビリ(優先順位)

① 動く視界への慣れ(かなり重要)

人混みが苦手な場合、
脳が視覚情報を処理しきれない状態です。

自宅でできる練習

テレビをつける

ニュースや人が動く画面を見る

その状態で

  • 首を左右にゆっくり振る
  • 30秒

これを 1日2〜3回

これは前庭リハビリでよく使われます。


② 歩行+頭の動き

外で歩くとき

5歩歩く

少し頭を左右に振る

また5歩歩く

これを繰り返します。

これで

  • 景色の安定
  • 歩行バランス

が改善しやすいです。


③ 左寄り修正トレーニング

左に寄る癖には

目印歩行

が効きます。

方法

歩くとき
3〜5m先の一点を見る

だけです。

下を見て歩くと
左右のズレが強くなります。


④ 夕方の悪化対策

あなたの症状は典型的な

神経疲労型

です。

対策

  • 午前:歩行
  • 午後:軽い体操
  • 夜:休養

に分ける。

午前中に集中して活動するのは理にかなっています。


🧠 回復の観点で重要なこと

脳幹梗塞の回復で大事なのは

脳に適度な刺激を入れ続けること

です。

特に

  • 歩く
  • 目を動かす
  • 頭を動かす

この3つを組み合わせた運動が
前庭系の回復に役立つとされています。


少し安心してよいポイント

書かれている状態から見ると

  • 1万歩歩ける
  • 目を閉じて立てる
  • 複視は回復

これは脳幹梗塞後としては
機能がかなり保たれている状態です。

つまり

残っているのは微妙な神経調整

の部分です。


もしよければ最後に1つだけ聞かせてください。
これはかなり重要な判断材料になります。

歩いているとき

ふらつきは

1️⃣ まっすぐ歩いているのに横に流れる感じ
2️⃣ 足がうまく出ない感じ

どちらに近いでしょうか?

脳幹梗塞では
この違いで リハビリ方法が少し変わります。

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