Episode-003:実は日本は再エネに向いていない説[再エネ拡大の課題]
「日本は実は再エネに向いていない」という説は、エネルギー専門家の間でもよく議論されます。
理由は 地理・気候・電力システムの3つにあります。
① 国土条件:山が多すぎる
日本 は国土の約 73%が山地です。
これは先進国の中でもかなり特殊です。
| 国 | 山地割合 |
|---|---|
| 日本 | 約73% |
| ドイツ | 約32% |
| フランス | 約26% |
| アメリカ合衆国 | 約24% |
再エネ(特に太陽光・風力)は
👉 広い平地
が必要です。
日本は
- 平地が少ない
- 人口密度が高い
そのため
土地コストが非常に高いのです。
② 気候:太陽光に不利
太陽光発電に重要なのは
年間日射量
ですが、日本は意外と多くありません。
例
| 地域 | 日射量 |
|---|---|
| カリフォルニア州 | 非常に多い |
| スペイン | 多い |
| 日本 | 中程度 |
さらに日本には
☔ 梅雨
🌀 台風
☁ 冬の曇天
があります。
つまり
太陽光の発電効率は欧米より低いのです。
③ 風力も実は難しい
風力発電は
- 強い風
- 広い土地
- 低人口
が必要です。
しかし日本は
- 山が多い
- 人口密度が高い
- 景観問題
があり、
陸上風力は難しいです。
④ 送電網が弱い
これはかなり大きな問題です。
日本の電力網は
実は
東西で周波数が違う
- 東日本:50Hz
- 西日本:60Hz
この分断は
明治時代の発電機輸入分断
が原因です。
そのため
再エネが増えると
👉 電気を遠くに送れない
問題が起きます。
⑤ 災害リスク
日本は
- 地震
- 台風
- 豪雨
- 土砂災害
が多い国です。
特に問題になるのが
山のメガソーラー
です。
森林伐採 → 土砂災害
という懸念があります。
では日本は何に向いているのか
専門家がよく言うのは
日本は再エネ大国ではなく
“省エネ大国”
です。
日本の強み
🔧 高効率電力機器
🏭 省エネ産業
🏢 高断熱建築
実際
日本は
👉 GDPあたり電力消費が世界トップレベルで少ない国
です。
実は日本に向いている再エネ
再エネでも日本向きのものがあります。
① 地熱
日本は
世界 3位の地熱資源
です。
火山帯
環太平洋火山帯
にあるためです。
② 洋上風力
陸は狭いですが
日本は
世界6位のEEZ(排他的経済水域)
を持つ海洋国家です。
そのため
🌊 洋上風力
が本命とされています。
まとめ(エネルギー専門家の本音)
日本は
❌ 再エネ最適国ではない
しかし
✔ 地熱
✔ 洋上風力
✔ 省エネ
この組み合わせで
独自モデル
になる可能性があります。
もし興味があれば、実はかなり面白いテーマがあります。
「日本はエネルギー弱国ではなく“世界トップの資源国”説」
- 世界最大級の海底資源
- メタンハイドレート
- 海洋エネルギー
この話はエネルギー地図で見ると
かなり驚く内容です。
