Episode-002:日本との関係について[オーストラリア防衛戦略]
今回の2026年版防衛戦略と絡めて、日豪関係の現状をまとめます。
🤝 戦略的位置づけ
2024年版の国家防衛戦略において、オーストラリアは日本を「不可欠のパートナー」と位置づけています。また、日本の国家防衛戦略でもオーストラリアは「同志国」の中で最も重要な国と認識されており、日米防衛協力に次ぐ協力関係の構築が明記されています。
🪖 運用・訓練面
2026年には豪州初となる日米豪F-35共同訓練「サザン・クロス」の実施が確認されているほか、日米豪のトマホーク実射訓練での3か国協力も合意されています。
1982年以来日米間のみで実施されてきた「ヤマサクラ」演習に、2023年からオーストラリアが正式参加。さらに2024年には相互の司令部への連絡官派遣や、日米共同情報分析組織へのオーストラリア要員受け入れも決定されています。
🚢 防衛装備・産業協力
豪州の次期汎用フリゲート艦の共同開発・生産において、日本の護衛艦(もがみ型)の技術移転が国家安全保障会議で承認されており、インド太平洋地域の艦艇建造基盤の強化につながるとされています。
📌 今後の課題
装備移転のモメンタムを維持・加速するため、日本側からオーストラリアの装備需要を的確に把握し積極的に掘り起こす取り組みが不可欠とされており、将来的にはオーストラリアの国防産業が自衛隊向け装備品・弾薬を製造できるようになることが望ましいとの見方もあります。
両国の防衛協力は「準同盟」とも呼べる水準にまで深化しており、今回の2026年版防衛戦略でさらに加速することが予想されます。

