Episode-001:放射線物質はEM菌で浄化される?[放射線と微生物の関係]
日付確認:2026年4月19日
結論から先に言います。
EM菌によって放射性物質が浄化(=放射能が消える)という科学的証拠は、現時点で確認されていません。
■ 科学的な結論(複数機関で一致)
① 放射能は微生物では消えない
放射能は原子核の崩壊(放射性崩壊)によるため、
- 微生物(EM菌含む)
- 化学反応
- 発酵
では消すことはできません
👉 出典
- IAEA
- WHO
→「放射能は生物的処理では除去できない」と明確
② EM菌の主張と科学的評価
EM菌は農業・水質改善などで使われることがありますが、
「放射能除去」については
- 再現性のある査読論文 → ほぼ存在しない
- 定量的に効果を示したデータ → 信頼できるものなし
👉 日本の研究機関の見解
- 国立環境研究所
- JAEA
→ EM菌による放射性物質除去は
科学的根拠が不十分(実証されていない)
③ 福島事故後の検証
福島第一原発事故後、
- EM菌散布の事例はあった
- しかし
👉 結果
- 放射線量低下との因果関係 → 確認されず
- 科学的評価 → 効果なし、または未証明
👉 出典
- 環境省
- 文部科学省
■ 重要なポイント(誤解の整理)
❌ 誤り
- EM菌で放射能が消える
- 放射性物質が無害化される
⭕ 現実
- 一部の微生物は「吸着・固定」はする可能性あり
- ただしEM菌でそれが確認されたわけではない
- 放射能そのものは減らない
■ なぜこの説が広まったか(構造)
これは推測を含みますが、以下の要因が大きいと考えられます:
- 「自然・微生物=安全」という心理
- 福島第一原発事故後の不安
- 一部団体による過剰な効果主張
※ただし科学的検証では裏付けられていません
■ 結論
- EM菌で放射性物質を浄化できるという主張
→ 科学的には否定的(ほぼ否定) - 現実的な除染方法
→ 剥ぎ取り・洗浄・隔離などの物理的手段
■ 信頼度
95%
(理由)
- IAEA・WHO・日本政府・研究機関で見解一致
- 反証となる信頼性の高い論文が確認されていないため
