Episode-000:ホルムズ海峡進捗2026/05/13[ホルムズ海峡進捗2026/05/13]
2026年5月13日時点の確認です。
ホルムズ海峡情勢は、5月上旬よりさらに緊張が高まっています。
特に「米軍による海上封鎖強化」「イラン側の対抗措置」「UAE周辺への攻撃拡大」が重要ポイントです。
現在の主要進展(2026/05/13)
1. 米軍がイラン船籍タンカー攻撃を継続
米中央軍(CENTCOM)は、イラン港へ向かっていたタンカー複数隻を攻撃し「航行不能化した」と発表しています。
5月6日・8日に攻撃が確認され、海上封鎖を実力行使で維持する姿勢を示しました。 (TBS NEWS DIG)
さらに米側は、
- 「50隻以上を迂回させた」
- 「封鎖措置は継続」
と公表しています。 (テレ朝NEWS)
これは事実上、
「限定的海上封鎖」
に近い状態です。
2. イラン側は“通航管理権”を拡大
イラン革命防衛隊(IRGC)は、ホルムズ海峡周辺の「新海上統制区域」を公開。
従来より南側、UAEフジャイラ近辺まで監視・統制範囲を広げたと報じられています。 (매일경제)
フジャイラ港は本来、
- 「ホルムズを通らず輸出できる」
- 「UAEの代替輸出拠点」
として期待されていました。
しかし現在は、
“ホルムズ外側でも安全ではない”
という認識が広がっています。 (매일경제)
3. UAE海域が「危険海域」扱いへ
韓国政府はUAE周辺を高危険地域と判断し、船舶退避を指示。
実際にフジャイラ沖待機船が移動したと報じられました。 (매일경제)
この動きは非常に重要です。
理由:
- 従来は「ホルムズ海峡内部」が危険だった
- 現在は「オマーン湾側」まで危険認定
つまり、
リスク範囲が拡大している
という意味です。
4. “全面封鎖”ではなく「選別的封鎖」
現時点では、
- 完全封鎖
- 全タンカー停止
ではありません。
ただし実態は、
- 米軍護衛付き航行
- 特定船舶への攻撃
- 拿捕・臨検
- 保険料急騰
- 自主回避
が起きており、
「通れるが非常に危険」
な状態です。 (テレ朝NEWS)
日本への影響(重要)
日本は「UAEシフト」をさらに加速中
最近、日本は:
- UAE
- フジャイラ経由
- 中央アジア
- アゼルバイジャン
などへ代替調達を進めています。
実際、5月13日には
「アゼルバイジャン産原油が横浜到着予定」
との報道も出ています。 (TBS NEWS DIG)
つまり日本政府・元売り各社は、
“ホルムズ依存低下”
を本格化させています。
今後の現実的シナリオ
シナリオA(現在最有力)
- 限定衝突継続
- 通航は維持
- 保険料高騰
- 原油高止まり
→ 世界経済へのダメージは中程度
可能性:高
シナリオB
- イランが本格機雷封鎖
- 米軍が大規模掃海
- 一時全面停止
→ 原油急騰(150ドル超級)
可能性:中
シナリオC
- 中国・湾岸国仲介で緊張緩和
- 段階的正常化
可能性:中〜低
現状はまだ軍事行動が増加中です。
市場反応
為替市場では、
- ドル円157円付近
- 原油高警戒
- 海運・保険リスク増
が続いています。 (外為どっとコム)
総合評価(2026/05/13)
現在のホルムズ海峡は:
- 「完全封鎖」ではない
- しかし通常航行状態でもない
- 実質的な軍事管理海域化が進行
という段階です。
特に、
“ホルムズ外側のUAE沿岸まで危険化”
した点が、ここ数日の最大変化です。
情報源
信頼度:74%
理由:
- 複数メディアで一致確認できる部分は高信頼
- 一方で軍事情報にはプロパガンダ・情報戦が混在
- 米・イラン双方の主張不一致も多い
- 戦況のリアルタイム変化が激しいため

