Episode-001:緊急事態条項初討議について[緊急事態条項討議]
確認日時:2026年5月15日(金)午前7時01分
緊急事態条項イメージ案の初討議について
信頼度:92%(NHK・日経・毎日・テレ朝など複数の主要メディアが一致して報道)
■ 経緯
衆院憲法審査会は2026年4月9日、今国会で初めての討議を開いた。高市早苗首相(自民党総裁)は憲法改正に意欲を示し、「緊急事態条項」を軸に機運を高める方針だ。
自民党が4月23日の審査会で緊急事態条項の具体案を明示するよう提案し、与野党は4月28日の幹事懇で、法制局から案の提示を受ける方針を確認していた。
■ イメージ案の提示(5月12日)
衆院憲法審査会は5月12日、国内で幹事懇談会を開き、衆院法制局がこれまでの議論を踏まえて作成したイメージ案を提示した。緊急時に国政選挙が実施できない場合、議員の任期を延長する案が軸となっている。
イメージ案は2025年通常国会で当時の与野党5党がまとめた骨子案をベースに、条文化を見据えた構成となっており、各条項には反対意見や論点も列挙した。
■ イメージ案の主な内容
「選挙困難事態」の認定対象として以下が挙げられた(出典:毎日新聞・日本経済新聞):
①地震等による大規模な自然災害 ②感染症の大規模なまん延 ③内乱等による社会秩序の混乱 ④外部からの武力攻撃。認定には国会の事前承認も必要とした。また、事態認定中の衆院解散や憲法改正の禁止、オンライン国会の規定、「緊急政令」の制定権限なども盛り込んだ。
期間の上限については、これまでの議論で1年や6カ月を上限とする意見があるとしている。
■ 5月14日の初討議
衆院憲法審査会では法制局などが作成した緊急事態条項のイメージ案をもとに討議が行われた。自民党は「緊急政令」など国家機能を維持するための条項は必須だと主張した。
■ 各党の反応
自民党の新藤義孝氏は「よく整理されていた。煮詰めるべき部分がわかれば精度の高い議論ができる」と評価。野党筆頭幹事で中道改革連合の国重徹氏は「さらなる論点の深掘りをするためのたたき台だ」と述べた。日本維新の会の馬場伸幸氏は「詰めた議論をしていく」と語った。
参政党の和田衆院議員は「緊急事態条項のなかに感染症が含まれているのは受け入れられない」として、9条の議論とセットで議論すべきだとした。
■ 今後の動き
日本維新の会の馬場氏は与党の「憲法改正条文起草協議会」を5月15日に開くと明らかにした。
出典: 日本経済新聞(2026/5/12)、毎日新聞/Yahoo!ニュース(2026/5/12)、NHKニュース(2026/5/13・14)、テレビ朝日NEWS、KAB ONLINE

