カンピロバクター

カンピロバクター食中毒

確認日: 2026年7月21日時点の情報

概要

カンピロバクターは、ニワトリ・ウシ・ブタなどの家畜・家きん類の腸管内に生息する細菌で、加熱不十分な食肉(特に鶏肉:鶏刺し、鶏レバ刺し、焼き鳥等)や、そこから二次汚染された食品・飲料水を介してヒトに感染します。加熱していなかったり、加熱が不十分な食肉(特に鶏肉)やレバー等の臓器を食べること、汚染された飲料水等を飲むことにより感染し、犬猫などのペット由来の感染もありえます。信頼度: 95%(複数の公的機関で一致)

症状・特徴

  • 潜伏期間:1〜7日(平均2〜3日)と他の細菌性食中毒に比べて長い
  • 主症状:下痢、腹痛、発熱、倦怠感、頭痛、めまい、筋肉痛など。初期は風邪と間違われることもある
  • 感染に必要な菌量:比較的少ない菌数(数百個程度)でも腸炎を発症する
  • 通常1週間程度で回復(兵庫県資料)

信頼度: 90%(複数の自治体・公的機関資料が一致)

合併症(重要)

まれに感染後数週間して「ギラン・バレー症候群」を発症することがあり、手足の麻痺、顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす場合がある。重篤化すると呼吸筋麻痺による死亡や、下肢の麻痺などの後遺症を残すこともある。

信頼度: 90%(日本食品衛生協会・食品安全委員会で一致)

発生状況(日本国内)

  • 千葉市資料:国内の細菌性食中毒の中で近年最多、年間200件程度、患者数1,000〜2,000人程度で推移
  • 別資料(2021〜2025年集計):過去5年間で979件中736件(7割以上)が飲食店での発生、6月に発生ピーク、夏場に多いが年間を通じて発生する

信頼度: 80%(統計出典・集計期間が資料により異なるため、数値は目安と考えてください=推測含む)

予防策

  • 中心部75℃・1分以上の加熱(政府広報オンライン基準)
  • 生・半生の鶏肉料理(鶏刺し、鶏レバ刺し等)を避ける
  • 調理時の二次汚染防止(まな板・箸の使い分け)

出典

  1. 厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html
  2. 公益社団法人日本食品衛生協会 https://www.n-shokuei.jp/eisei/sfs_index_s09.html
  3. 食品安全委員会 https://www.fsc.go.jp/sonota/e1_campylo_chudoku_20160205.html(2024年10月時点情報を含む)
  4. 千葉市公式サイト
  5. 兵庫県公式サイト
  6. 民間サイト集計(mhcl.jp、2021〜2025年データ、厚労省統計を基に作成)

総合信頼度: 85%(医学的な症状・感染経路は複数の公的機関で一致し信頼度高。統計数値は資料・集計期間により差異があるため中程度の確度)

ギラン・バレー症候群の発症率(1〜2%)は日本食品衛生協会の記述に基づきますが、他の一次資料(厚労省本体ページ等)での該当数値は今回未確認のため、正確な統計値が必要な場合は厚労省原典の確認を推奨します。

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