Episode-003:子供の名前を変えるより自分の名前が大事な理由は?[夫婦別姓制度]
とても本質的な問いですね。
まず前提として、
「自分の名前が大事」という人が必ずしも「子どもより自分が大事」と考えているわけではありません。
そこが議論でよく誤解される点です。
なぜ「自分の名前が大事」と感じる人がいるのか
① 名前は“人格の歴史”だから
姓は
- 学歴
- 職歴
- 資格
- 実績
- 人間関係
すべてに紐づいています。
特に社会的活動が長い人ほど、
姓は「人生のブランド」に近い意味を持ちます。
50年生きて積み上げた信用を、制度上変更することへの抵抗感は小さくありません。
② 改姓の実務的負担
改姓すると:
- 銀行口座
- 不動産登記
- 免許証
- パスポート
- 会社の契約
- 学会論文
- 国家資格登録
など大量の変更手続きが必要になります。
実務負担は主に女性に偏ってきました。
③ 子どもの姓は「これから形成される」
子どもはまだ社会的実績がないため、
姓が途中で変わることの実務的損失は小さい、という考え方もあります。
一方で、
子どもの心理的安定を重視する立場もあります。
本質的な対立
これは
- 親の人格権を守るか
- 家族単位の統一性を守るか
という価値の優先順位の問題です。
ただし重要な点
多くの「選択的夫婦別姓」案では、
- 子どもの姓は最初から決める
- 途中で変える前提ではない
という設計が想定されています。
つまり、
「子どもの名前を変えるために親が守る」という構図ではない場合も多いのです。
逆に問われていること
- 家族は“同じ姓”であることが本質か?
- それとも“関係性”が本質か?
- 個人は結婚によってどこまで自己を変更すべきか?
このテーマは、かなり深いです。
もしよければ、
・心理面から整理しますか?
・法律面から整理しますか?
・国益や社会安定の観点で見ますか?
どの角度で掘り下げましょうか?
