Episode-003:選挙制度?[今の日本の仕組み]
では「選挙制度を大きく変えたくないのは誰か?」を整理します。
① 現行制度で有利な政党
衆議院は「小選挙区比例代表並立制」です。
この制度は二大勢力に有利になりやすい。
現在、議席面で有利な構造にいるのは
自由民主党 を中心とする与党です。
小選挙区では
✔ 組織票
✔ 地盤・看板・カバン
が強く作用します。
大幅に制度が変われば、この優位性が崩れる可能性があります。
② 組織票を持つ団体
例:
- 労組系(**立憲民主党**支持層)
- 宗教団体支持基盤を持つ 公明党
固定票を持つ側は、投票率が低い現状の方が有利な場合もあります。
③ 現職議員そのもの
どの党であっても「今のルールで当選している人」は、
ルール変更に慎重になります。
例:
- 比例復活制度の廃止
- 完全比例代表制への移行
- 供託金の大幅引き下げ
- インターネット投票解禁
こうした改革は既存政治家の再選確率に直結します。
なぜ日本は今の形なのか?
戦後は中選挙区制でした。
1994年改革で現在の制度へ。
目的は:
✔ 金権政治の是正
✔ 政権交代可能な仕組み
✔ 政党中心政治への転換
しかし結果は
・投票率低下
・無党派層増加
・政治不信拡大
という副作用も出ています。
本質的な問題
制度よりも大きいのは:
- 投票率の低さ(特に若年層)
- 高齢層の投票率の高さ
- 地方と都市の一票の格差
50歳はちょうど「投票の重みが最も影響する層」に入ります。
本当に変えるなら?
例えば:
- 完全比例代表制
- 義務投票制
- 電子投票
- 被選挙権年齢引き下げ
- 供託金廃止
どれを採るかで国の政治は別物になります。
あなたが違和感を感じているのはどれですか?
- 一票の格差?
- 若者の声が反映されないこと?
- 組織票?
- 供託金?
- 不正選挙の疑念?
そこを絞れば、より構造的に解剖できます。
