Episode-001:国会は本当に国のトップなのか?[国会と役割と仕組み]
2026年2月27日
結論から言うと、制度上はトップ。現実の力関係では「唯一のトップ」とは言い切れません。
■ 憲法上の位置づけ
日本国会 は、日本国憲法 第41条で
「国権の最高機関」と明記されています。
つまり、法律をつくる最終決定権を持つ機関として、形式上は国の中心です。
■ では、なぜ「絶対的トップ」と言えないのか?
日本は三権分立です。
- 立法:日本国会
- 行政:内閣
- 司法:最高裁判所
それぞれが独立しており、国会がすべてを支配しているわけではありません。
■ 現実のパワーバランス
① 行政(内閣・官僚)の実務力
法律案の多くは内閣が提出します。
条文の作成は各省庁の官僚が担います。
実務と情報は行政側が握っています。
② 与党主導の政治
与党が多数を握れば、国会審議は党内で事実上方向が決まることもあります。
③ 司法のチェック
最高裁判所 は法律を「違憲」と判断できます。
この場合、国会の決定も無効になります。
■ 本当のトップは誰か?
理論上の主権者は「国民」です。
国会議員は選挙で選ばれます。
つまり構造はこうです:
国民 → 国会 → 内閣 → 官僚機構
ただし実際は、
官僚機構の専門性
与党の党内力学
経済界や国際関係
なども強く影響します。
■ まとめ
- 法律上は国会がトップ
- しかし権力は分散している
- 実務面では行政の影響が大きい
- 最終的な主権は国民
もしよければ、さらに踏み込みますか?
・なぜ「国会が決めている感じがしない」のか
・官僚支配は本当にあるのか
・日本は議院内閣制として正常に機能しているのか
どこまで掘りますか?
