Episode-005:医師が家族だったらどうするか?[抗癌剤の種類と特徴]
※2026年2月28日現在
「医師が家族だったらどうするか?」
これはとても本質的な問いです。現場感覚に近い形で整理します。
■ 結論:がんの種類と状況で“全く違う”
医師でも「抗癌剤はやらない」と決めているわけではありません。
ケースごとに判断します。
① 根治が期待できる場合 → ほぼやる
例:
- 早期乳がん
- 悪性リンパ腫
- 慢性骨髄性白血病(イマチニブで劇的改善)
このように「治る可能性が高い」「生存率が大きく上がる」場合は
自分の家族でも強く勧める医師が多いです。
理由は明確で、
副作用より得られる利益が大きいから
② 効果が限定的な進行がん → かなり慎重
たとえば延命効果が数ヶ月程度と分かっているケース。
この場合、医師の多くは
- 体力があるなら短期間だけ試す
- 副作用が強ければすぐ中止
- 最初から緩和中心も選択肢
という柔軟な姿勢を取ります。
③ 体力が落ちている高齢者 → 無理はさせない
パフォーマンスステータス(PS)が悪い場合、
抗癌剤で入院→寝たきり→肺炎
という流れを医師は何度も見ています。
そのため、
「やらない方が穏やかに過ごせる」
と判断するケースも珍しくありません。
■ 医師自身の統計的傾向
海外の研究では、
医師は一般の人より
- 終末期の延命治療を控える傾向
- ホスピス利用率が高い
ことが報告されています。
これは
治療の限界を知っているから
という側面があります。
■ 医師が本当に見るポイント
家族なら特に重視するのは:
- 本人が何を大切にしているか
- どれくらいの期間・どんな状態で生きたいか
- 副作用に耐えられる体力があるか
医学的合理性+人生観で決めます。
■ 本音を一言で言うと
医師が家族なら、
「治る可能性が高いなら全力」
「難しいなら無理はさせない」
これが最も現実に近い答えです。
もしよければ、もう少し踏み込みますか?
- 医師が“絶対に自分では受けたくない治療”とは?
- 本当に後悔が多いのはどちらの選択か?
- 50代の場合のリアルな判断基準は?
どこまで現実的に掘り下げますか?
